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星キャラ紹介

貝です。

東京から帰還いたしました。

帰還してからの仮面とカーニバル展のパーティーに出席してまいりました。

本展は本日最終日です。

 

間があいていますがキャラ紹介の続きをしようとおもいます。

 

東京から帰還する夜行バスで停留したサービスエリアからの星空が思いのほかよく見えました。時刻は未明四時ごろで、この時期だと前回ぶんでご紹介したレグルスがすでに上っていました。レグルスは春の一等星なのですが、ほかの春の一等星はというと

 

乙女座スピカ

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うしかい座アルクトゥルス

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の二つになります。

この二つと、しし座のでレグルスの次に明るいデネボラという二等星をつないで春の大三角が作れます。

 

デネボラはまだいないので割愛します。

 

アルクトゥルスはカウントの通り全天で太陽を除いた恒星のうち四番目に明るい星です。色はオレンジっぽく、名前の意味は「熊の番人」で、うしかい座頭上にあるおおぐま座を追ってのぼってくることから、だそう。どことなくいろや名前の付きかたが似ているので前回紹介したアルデバランとつながりがあればいいなあなんていうのも擬人化のだいご味です。

アルクトゥルスはその明るさも特徴的ですが、実は高速移動星と呼ばれる特徴を持った星で、多くの恒星は銀河の中心を軸にほぼ水平に公転しているのですが、このアルクトゥルスなどの高速移動星と呼ばれる部類の星は公転軌道が少し傾き楕円軌道を描いています。そのため地球からは高速で移動しているようにみえるのです。

そして約五万年後、スピカに大接近する(ようにみえる)のだそう。

 

そしてその大接近されるスピカさんはというと、とても複雑な五重星です。

一番大きな主星と同じくらい大きな伴星の一つがお互いに回り合い、そのほかの三つの伴星も複雑に公転しあっています。さらに公転しあうお互いの重力や、主星は高速自転しており、星の体は歪んでしまっているというゲテモノ具合。

しかし実態とは別に星を見る文化のうえでスピカは非常に美しい星としていわれており、日本では真珠星の異名があるほど。

スピカの位置するおとめ座ギリシャ神話では農業の女神デーメテールや冥界のペルセポネの姿とも言われております。神話については割愛です。

名前の意味はスパイスやスパイクなどの「尖ったもの」からきており、美しさとつんつんとゲテモノを掛け合わせたキャラクタになりました。貝はとても気に入っています。

 

まだいきます。

今回の展示のキャラクタの並びにはちゃんとルールがあります。

パネルの上が北、下を南として北にある星から上からほぼ順番に並べてあります。

その場合最も北にある一等星が

ぎょしゃ座カペラです。

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名前の意味は「小さな雌やぎ」というラテン語からきています。

が、どうみてもこのキャラにはヤギ要素はありません。

星の固有名の多くは、ギリシャ神話の人物や神様の名前からつけられる場合のギリシャ語と、ラテン語、そしてアラビア語があります。

カペラはぎょしゃ座の星座絵の御者が抱いているヤギのところにあるのでラテン語ではこの名前ですが、星座はあくまでぎょしゃが主役。ぎょしゃ座の一番明るい星のくせにやぎなのはどうか……と思ってしまった貝は、アラビア語でのカペラの別名、アル=アイユーク「おしゃれな男」に着目。

小さなやぎ部分も若干考慮し、おしゃれメガネの似合うチャラ男になりました。

おしゃれさんなので服もいろいろお着換えするとおもいます。

カペラさんは詳しいことははっきりしていませんがおそらく九連星であるだろうといわれていて、そのうち確実に二連星ではあることがわかっているので、じゃあもしかしたら九重人格ぐらいの二重人格にしとこう。とおもっています。メガネがそんなかんじのものをあらわしています。まるまる。

 

カペラさんのぎょしゃ座は冬の星座で、今からの時期が見頃です。空高いところにとても明るい黄色っぽい星がいればたぶんカペラさんです。

そこから視線を下げたあたりに同じように黄色っぽくほかの冬の明るい一等星たちにくらべてすこし控えめながらも明るい星と、そのとなりに白い星が並んでいるのが見つかりましたら、ふたご座です。

ふたご座はギリシャ神話のカストルポルックスの双子の兄弟で、弟のポルックスは神の血を受け継いだ不死身なのですが、兄のカストルは普通の人間で、戦いで死んでしまいます。

星もそれぞれ星座絵の兄弟の頭のところに輝いていて、白いほうがα星兄カストル、黄色っぽいほうがβ星弟ポルックスです。

以前お話したバイエル名のギリシア文字は明るいほうからαがつくのですが、ふたご座は入れ替わっていて、実はβ星のポルックスのほうが明るく一等星、カストルは二等星です。

カストルはまだキャラ化していませんがおもしろい星なのではやめにお披露目したいですが、今回ご紹介するのは弟ポルックスです。

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今回神話についてわりとしゃべったのは名づけが神話から直接きているからです。

ポルックスというのはラテン語で、神話ではポリュデュケウスといい、剣とボクシングの名手で、先ほど述べたように不死身です。

展示の絵の並びではこのポルックスと、前回のアルデバラン、そして先ほどのアルクトゥルスで横並びになっています。

ちょっと作業場段階なので汚いですがこんなかんじに。

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ちょうど同じぐらい北にあるというのもありますが、もうひとつ共通点があり、それがだいたい同じ温度で輝いている、ということ。

恒星にはスペクトル(光を波長ごとの強さで表したもの)の見え方によって分類されたスペクトル型分類という分類方法があるのですが、高温度星から低温度星にかけて並べられたOBAFGKMLTY型分類というのがメジャーで、そのうちこの三つはKに分類されます。

分類方法の詳細はもちろんここでは割愛ですが、星の温度というのはだいたい生まれてから徐々に下がってゆくことが多く(例外はたくさんありますが)、温度が同じということは歳もおなじようなもんだ、と考えた貝は同級生のこいつらが大した理由もなく仲良くしていてもまあいいんじゃないか、それが擬人化の醍醐味だ!という結論にたどり着いたため、勝手にこのみっつをなかよさげーにしました。

貝はそういうところから接点をつくって妄想するのが癖なうえに好きなので、そのへんなんでもありな擬人化というのがはかどって仕方がないのです。

 

擬人化の楽しさにもついついはなしがいきましたが今回はここまでです。

 

 

お星さま読者様いつもありがとうございます。